コンピュータの管理に置いて温度は繊細なほどに重要な役割をはたしており、特にこれからの春先から夏、秋にかけては温度計やセンサーがとても重要になってきます。

まず第一に、人間や生き物は多少の暑さや寒さを自己体温の調整によりある程度までは克服が可能です。ですがコンピュータには、単独ではそんな機能がありません。温度計といっしょに送風機やエアコンと言った冷却設備を完備して、メインサーバーを管理する様な止まってはならないコンピュータを管理する部屋では室内温度は出来るなら20度程度で均一に管理するのが望ましく、高くても26度以下に保つことが重要です。

加えて、単純な外気温だけではコンピュータは管理しきれません。もちろん外気温が30度以上というのは問題ですが、むしろ内部温度こそ重要で、こまめにコンピュータ内部の温度計をチェックすると同時に、70度を超える場合には即センサーなどが発動して警告を発するなどの行動が起こるように設定する必要があります。

特にコンピュータにおいては熱暴走は危険で、単純なシャットダウンによる保存を忘れた分が消失するならまだしも、内部的に深刻なダメージを負うような状態になると、保存していた他のデータにまで大きな影響を及ぼし、最悪喪失することもあります。単純に温度計やセンサーによる管理だけでなく、こういったリスク回避のためにも小まめな外部バックアップやメンテナンスを心がけるなどで、万が一にトラブルが起こった場合にも対応できる準備が重要となります。