モノ作りの中で利用する温度計はセンサーが多いのです

樹脂やゴム部品を製造する時に必要になるのは、金型とプレス機、そしてゴムもしくは樹脂材料です。

プレス機は圧力を与えるための装置で、金型に流し入れた材料を熱を与えて圧力で封入する、そして内部である程度固まった時点で金型の上型と下型を開き、内部から部品を取り出すなどの流れでモノ作りが行われます。金型は成型機と呼ぶ装置に装着することになりますが、成型機は金型に熱を与える装置でもあり、温度計を使って金型の温度が適切なものであるのか否かを関します。温度は、高すぎても低過ぎても良くない、適温の状態で成型を行うことが不良品の発生を防止する効果に繋げることができます。

最近は、温度計もセンサータイプの製品が多くなっており、従来のように作業者が金型の表面温度を計測するのではなく、内部に組み込まれたセンサーが温度を計測し、上昇もしくは下降した際にはランプや警告音で知らせてくれるなどの利便性を持つ設備が多くなっています。センサーと聞くとモノなどが通り過ぎた時に感知して、人に知らせたり電子回路などの場合は、遮断されたことで保護回路が動作するなどの働きを持つ電子部品のイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。

温度計のセンサーは自己発熱と呼ぶ、電子回路上に組み込まれたサーミスタに流れる電流量で温度を計測するタイプ、対象物の温度を検出して抵抗値を変化させる2種類があります。金型などの利用が行われている温度計は、金型にサーミスタを取り付け、内部抵抗の変化で温度を計測するなどの仕組みを持ちます。

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