センサーを利用した温度計の仕組みについて

自動ドアは人が来ると扉を開ける、時間が経過すると扉を閉じるなどの仕組みがあります。

これはエレベーターの扉も同じで、扉が閉まりそうになった時に、扉をタッチするとすぐに開く仕組みを持つますが、この仕組みはセンサーの働きで開閉を自在に行うことができるようになっているわけです。しかし、最近は温度計としてのセンサーも登場しており、どのような形で温度計として機能するのだろうか、疑問に感じる人も多いのではないでしょうか。

自動ドアの場合は、赤外線を照射するなどして、人を感知すると電子回路により扉を開ける動作を行います。しかし、温度の場合はセンサー自体に熱を与えることで何らかの働きをすることになる、これは分かるけれども温度計として機能させるためにはどのようにすべきなのか分からない人も多いと言えるわけです。

温度計のセンサーは、対象物の温度を常に監視する、簡単に言えば、熱を放出する対象物にサーミスタと呼ぶ電子部品を取り付けてあるのが特徴です。サーミスは温度変化により内部抵抗値が変化する仕組みを持つ電子部品で、抵抗値はアナログからデジタル信号に変換が行われることになります。

これはAD値と呼ぶもので、コンピューターの入力側にAD信号を与えると、値の大きさに応じて温度を計算する、それを画面などに表示させる仕組みがあります。モノ作りの中では温度管理は品質にも影響を与えるなどからも、サーミスタを利用した温度計センサーが主流になっているのです。

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