太陽光過積載は常識になりつつある

太陽光発電で作った電気の売電価格が毎年低下し続け、今まで安定・安心・儲かるとされてきた太陽光発電は新規設置検討が少なくなった感があります。

しかしながら既に太陽光発電システムを稼動している家庭や企業は、太陽光過積載という方法で発電量の増大、売電収入の底上げを図っています。太陽光過積載とは、一般には、電気を出力するパワーコンディショナー容量よりも、太陽光パネルの発電容量が多い状態で設置することを言います。

完全に定義されているのではなく、このように認識されています。しかし、このようなケースは今までもあったことで、多少の過積載はあったことです。現在は2倍以上の状態を過積載と呼んでいます。例えばパネル容量100kwでパワーコンディショナー容量50kwだと2倍の過積載になります。

上記のようなシステムを組むと、天気が悪く曇天のときでも一定の発電量が確保できます。太陽光発電は晴天を想定してシステムが組まれますが、上記のような例ですと、太陽が昇って少しでも太陽光があれば発電し、最初からパワーコンディショナーがフルパワーで稼動するわけです。

もちろん最大日照時に作られた、余分な電気は捨てられることはありますが、発電量の少ない時間帯を減らすことができ、結果1日の発電量が増えるわけです。又こうも言えます。

1日中曇りの日だったら、通常のシステムだったら発電量がそれに応じて少なくなりますが、太陽光過積載をすれば、晴天時と同じ量の発電をすることができる、とも言えるわけです。売電収入を当て込んで導入したけれど、なかなか設備費用が回収できないという方は多いです。

設備投資は早期に回収することが求められますから、早い段階での売電収入を確保がしたい方は、太陽光過積載は検討する価値があると言えそうです。

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